piątek, 22 stycznia 2010

白川静による漢字の説明


ある漢字は説明しやすいなんですね。漢字の形から古代の意味を分かれます。
例えば:




でも、普通には説明はそんなに説明しやすくないですね。。。


「ホン、もと」



本の下の部分に肥点 · を加えて、指示的な方法で木の下部、木の根もとを示す。それで 「ねもと、もと、もとい」 の意味となり、物事の「はじめ」の意味に用いる。あとは、書物を一本、二本とおよび、「書物、ほん」の意味に用いる。

 
「ギョウ、コウ、いーく、おこなーう、ゆーく」



十字路の形。大きな道が交差している形で、人の行く所であるから、「いく、ゆく」の意味となる。このような十字路は、いろいろな霊の行き交う所であるから、そこではいろいろな古代的な呪術が行われた。

至 


『シ、いたーる」


矢の逆さまの形と一とを組み合わせた形。一は到達地で、矢がその地点に到達したことを示し、「いたる」の意味となる。神聖なものとされた矢を放ち、その到達した地点によって土地を選び、そこに重要な建物をたてた。

自 


「シ、ジ、みずか-ら」



正面から見た鼻の形。自分自身をいうとき、自分の鼻を指さしたり、自分の鼻を押さえることは古くからことであったらしく、自は「おのれ、みずから」の意味となる。





「ビョウ、ヘイ、たいーら、ひら」




干と八とを組み合わせた形。干は手斧の形。八は木片の形。手斧で木を平らかに削って木片が左右に飛び散る形が平で、「たいらかにする、たいら」の意味となる。




 



「ジ、あざ」




宀と子を組み合わせた形。宀は祖先の霊を祭るみたまやの屋根の形。子が生まれて一定の日数が過ぎて養育の見込みが立つと、みたまやに出生を報告する儀礼を行うことを示すのが字である。そのとき幼名をつける。それを字という。



「キョク、まーがる、まーげる」

 

竹や蔓などを細くして編で作った籠の形。竹や蔓などを曲げ、細かく編で作るので、「まがる、まげる、こまごまとした、くわしい」の意味となる。




「サイ、つま」



髪飾りを整えた女の形。頭上に三本のかんざしをたてて、それに手をそえて髪飾りを整える女の姿である。それは結婚式のときの着飾った女の姿である。

 




 


白川静の学説

白川静について:
http://ja.wikipedia.org/wiki/白川静







サイとは、白川静が提唱する漢字の構成要素であり、祝詞を収める箱の形をしめす。
 
漢字の字源解釈については、説文解字において篆書を部首による体系化、、六書への分類が行われていた。「口」は顔の口を示していると考えられていたが、白川静は、その後発掘された甲骨文字、金文資料を吟味することにより、口(くち)と解釈するものではなく、「神に捧げる祝詞を収める箱」と解釈することにより、口部を有する漢字の統一的な字義解釈を行うことができるとし、(サイ)を提唱した。これは、古代中国が宗教的社会であったことと漢字の成り立ちが密接に関係していることを明らかにしたものである。


例:
  



説文解字 - 夕暮れは暗く、姿が見えないので、口で名を告げることから


白川静説 - 子供が生まれた後、祖先に名前の使用許可を求める儀礼を行う際、祭祀用の肉()とともに祝詞を収めた(サイ)を用いることから





説文解字 - 文字の上部は牛の角であり、牛が人に告げるときはその角で人に触れることから

白川静説 - 文字の上部は木の枝であり、祝詞を収めた(サイ)につけて神に告げ祈ることから

 
 
 
 

 



czwartek, 21 stycznia 2010

漢字の語源の研究史

字義は本義・引申義・仮借義などに分けられて分析されてきた。字義を研究する中国伝統の学問は訓詁学である。

本義とはその字がもつ基本的な意味である。歴史的に考察すれば語源ということになる。

引申義とは、本義から引き伸ばされて、つまり派生してできた意味である。たとえば「長」の本義は長短の意味で距離的に「ながい」こと を表すが、引申されて長久の意味、時間的にながいことも意味するようになる。

仮借義(かしゃぎ)とは、ある語を表すのに同音または音が近い字を借用することを仮借(か しゃ)というが、字義のなかで仮借によってできたものをいう。たとえば「求」の本義は「かわごろも」であるが、「もとめる」の意味をもつ同音語に仮借され た。やがて「もとめる」の方が基本義となってくると本義は「裘」という別に漢字を作られるようになった。

漢字の歴史

  漢字が生まれたのは、今から三千三百年前(約紀元前300年)の中国、殷王朝の時代であったとされています。殷王の墓室から亀甲が丁重に埋められているのが発見されました。
亀甲は、亀の腹の甲で、獣骨は主に牛の肩胛骨で、そこには占いに関する字が刻み込まれていました。これを、甲骨文字といい。この甲骨文字が、最古の文字であり、漢字の最初の形でありまた。





















また、殷王のお妃の墓からは、多数の青銅器が出土し、そこには、作器に由来をしるす銘文が
込まれていました。
これを、金文といい。甲骨文字とともに、象形の字が多く、当時の生活や文化のあり方が記された形になっていたのです。
 ということで、甲骨文字と金文が漢字の成り立ちを知る基本となるのです。










つぎに、紀元前770年~403年なると漢字の統一性が失われ、繁雑な字と簡略な字形の差も著しくなって、繁雑な文字を籀文云い、簡略かされた文字を古文と呼ばれました。
しかし、秦は天下を統一すると、文字も古文を廃止し秦の篆文で統一します。ということで、篆文、籀文、古文は、漢字の成り立ちを知る補助となるのです。

これは漢字の進化の例:






単語のリスト



書き方
読み方
意味· ポーランドご
意味·英語
語源
ごげん
etymologia
etymology
形態
けいたい
forma
form
機能
きのう
funkcja
function
殷王朝
いんおうちょう
Dynastia Yin
Yin Dynasty
亀甲
きっこう
Skorupa żółwia
Tortoise shell
肩甲骨
けんこうこつ
łopatka
scapula
獣骨
じゅうこつ
Kość  zwierzęca
Animal bone
甲骨文字
こうこつもんじ
Znaki pisane kościach zwierzęcych
Oracle bone script
青銅器
せいどうき
wyroby z brązu
Bronze ware
鋳込む
いこむ
Odlewać w formie
To cast In mould
繁雑な
はんざつな
skomplikowany
complicated
簡略な
かんりゃくな
prosty
simple
籀文
ちゅうぶん
wielkie pismo pieczęciowe
Large seal script
篆文
てんぶん
Małe pismo pieczęciowe
Small seal script
本義
ほんぎ
Prawdziwe znaczenie
The true meaning
引申義
いんこうぎ
Rozszerzone znaczenie
Spread meaning
後漢
ごかん
Późna dynastia Han
Later-Han Dynasty (of China)
許慎
きょしん
Nazwisko chińskiego naukowca
Chinese scientist’s name
派生
はせい
pochodzenie
derivation
語彙
ごい
słownictwo
vocabulary
仮借義
かしゃぎ
“pożyczone” znaczenie
“borrowed” meaning

かわごろも
Futro ze skóry zwierzęcia
Fur coaw
提唱
ていしょう
proposal
propozycja
祝詞
のりと
Rytualna modlitwa
Ritual prayer
六書
りくしょ
Sześć klas znaków kanji
the six classes of (kanji) characters
発掘
はっくつ
Prace wykopaliskowe
excavation
吟味
ぎんみ
badanie
exploration
密接な
みっせつな
bliski
close
祭祀
さいし
Rytuał
ritual
肥点
ひてん
Guz, zgrubienie
nodosity
呪術
じゅじゅつ
magia
Magic, sorcery
逆さま
さかさま
odwrócenie
inverion
神聖な
しんせいな
święty
saint
手斧
ておの
Topór ciesielski
adze
みたまや

mauzoleum
mausoleum

つる
Wąs rośliny pnącej
vendril
かんざし

Spinka do włosów pokryta ornamentami
Ornate hairpin