字義は本義・引申義・仮借義などに分けられて分析されてきた。字義を研究する中国伝統の学問は訓詁学である。
本義とはその字がもつ基本的な意味である。歴史的に考察すれば語源ということになる。
引申義とは、本義から引き伸ばされて、つまり派生してできた意味である。たとえば「長」の本義は長短の意味で距離的に「ながい」こと を表すが、引申されて長久の意味、時間的にながいことも意味するようになる。
仮借義(かしゃぎ)とは、ある語を表すのに同音または音が近い字を借用することを仮借(か しゃ)というが、字義のなかで仮借によってできたものをいう。たとえば「求」の本義は「かわごろも」であるが、「もとめる」の意味をもつ同音語に仮借され た。やがて「もとめる」の方が基本義となってくると本義は「裘」という別に漢字を作られるようになった。
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